このブログは、緑の相談Q&Aの他、当センターで行われた講習会やイベントの様子を紹介するものです。

2009年12月15日

Q.マシン油乳剤の散布について

Q.
庭木にマシン油乳剤を散布したいと思いますが、
時期と濃度を教えてください。

A.
マシン油剤は、物理的に虫体を被覆、
窒息死させる薬剤です。
体内に薬剤が到達しにくいカイガラムシ類や、
薬剤抵抗性が出やすいハダニ類の防除に使用されています。
 
代表的なマシン油乳剤には、
マシン油の純度で色々のものがあり、
冬期から夏期に利用できるものまで様々です。
対象作物でも使用時期・濃度が異なりますし、
製品によっても使用作物や
使用時期・濃度が異なりますので、注意を要します。
薬液を多く作って余ったからといって、
乾いた後に2度散布をすると樹勢が弱りますし、
マシン油剤を散布した樹木に他の薬剤を散布するときは、
1か月以上の期間(指定された期間)を取ってください。

以下、農薬便覧第10刷から抜粋した使用法を記載します。
1. マシン油80%の製剤品(アルボ油)
アオキ・サンゴジュ・ツゲ・ツツジ・ツバキ・
マサキ・モクセイ・モッコクのカイガラムシ類には、
冬期に25〜50倍液を散布。

ハダニ類には、夏期に50〜100倍液を散布。
落葉性庭木には、カイガラムシ類・ハダニ類ともに
冬期に25〜50倍液を散布。

2. マシン油97%の製剤品
ゲッケイジュ・サザンカ・ツバキのカイガラムシ類に、
クミアイアタックオイル、エアータック乳剤の100倍液
                    (小河)


ryokucen at 10:02|PerlmalinkComments(0)clip!
その他 

Q.サカキの葉の変色

Q.
サカキの葉が脱色し、褐色から銀灰色に変色しています。
原因と対処法を教えてください。
          (被害枝を持参)

A.
葉裏を見ましたところ、クロトンアザミウマの成虫が
観察されました。クロトンアザミウマの成虫は、
体調が約1mm強、体色は黒色で足は白色です。
文献によりますと4~10月に発生し、
地中や樹皮下で蛹や成虫で越冬するそうです。
 
クロトンアザミウマは、クロトン・サンゴジュ・マメツゲ・
ヤマモモなどに寄生するようです。
被害の特徴は、銀灰色に光るシルバリン症状(文献より)が
小斑あるいは葉全体に広がるそうで、今回の被害症状に一致します。
 
防除ですが、アザミウマ類には樹木にオルトラン水和剤が
登録されています。

参考までに、アザミウマ類に登録のある農薬を記載します。
センリョウにスミチオン乳剤、クチナシにアディオン乳剤、
ツツジ類・ツバキ類にGFオルトラン水和剤が登録されています。
                      (小河)


Q.ツツジ・サツキの移植

Q.
ツツジ・サツキを移植したいのですが、
時期と注意点などがあれば教えてください。

A.
常緑性のツツジ(クルメツツジ、キリシマツツジ、
ヒラドツツジ、モチツツジなど)の移植の適期は、
3〜4月が適期です。
文献によりますと、落葉性ツツジ(レンゲツツジキバナツツジなど)
は開花期、萌芽期が常緑性ツツジよりも早いので、
ひと月早い2〜3月が適期だそうです。

また、落葉性ツツジは性質が弱く移植に弱いので、
根鉢を大きめにつけて掘り上げて、花芽や根を傷めないように
注意して植えつけるようにしましょう。
 
サツキの移植時期は、文献によりますと
3月中・下旬から6月の梅雨時期になります。
移植場所ですが、常緑性のツツジは日陰だと
間延びしますので日当たりのよい場所を選び、
落葉性ツツジは夏の直射日光による高温、乾燥を嫌いますので
西日の当らない場所を選んでください。

ツツジ類は水はけが悪いと根腐れを起こしますので、
水はけのよい場所を選んでください。
平地で水捌けが悪い場合には高く盛り上げて植えつけ、
水捌けを良くしてください。
ツツジ類は酸性土壌を好みますので、
植え付け前にピートモスや腐葉土を2~3割混ぜた土で
埋め戻してください。

また、連作も良くありません。
ツツジ類が植栽されていた場所に違った種類を植える場合にも、
ピートモスや腐葉土で土壌を改良しておく必要があります。
それから、常緑性ツツジやサツキ類は、
根が固く締まった状態になっている場合が多いので、
その時には土を落として根をほぐしてから植え穴に置き、
根の間に土が入るように丁寧に植えつけていきましょう。
(小河)
           

ryokucen at 09:30|PerlmalinkComments(0)clip!
管理 

2009年12月11日

Q.キンモクセイの移植

Q.
冬期に、キンモクセイの移植を行いたいと思います。
防寒対策や養生方法があれば教えてください。

A.
2m位の高さであれば、根切りをして
2週間くらい置いて移植します。
大きい木であれば、根切り後4週間くらい置いて
移植してください。
根切りは大きめに行ってください。

移植時に、枝葉の5割くらい剪定し、
水やりをしっかり行ってください。
1.8m位の木では、支柱を立ててください。

文献によれば、3月から5月と秋の彼岸頃が適期
となっています。(古賀・小河)


ryokucen at 08:47|PerlmalinkComments(0)clip!
植栽 

2009年11月24日

Q.クロマツの葉の黄変について。

Q.
クロマツの葉が黄色に変色しています。
虫でしょうか(11月15日、実物持参)。

A.
ダニ類の被害だと思います。
また、病気の症状もありますが、これから寒くなりますので、
ひどくはならないでしょう。

冬期のマシン油乳剤と石灰イオウ合剤の話が出ましたので、
適期に倍率を守って散布されるようにお話ししました。

また、来春以降は、病害虫発生の状況を説明しながら、
適期に登録農薬を散布されるようにお勧めしました。
5月からは、松くい虫(マツの材線虫病)被害予防のために、
登録農薬を5月中旬、6月上・中旬、6月下旬〜7月上旬の3回、
樹冠に行き渡るように、マツノマダラカミキリ
(病原のマツノザイセンチュウを運ぶ)
防除薬剤を散布されるように付け加えました。
(古賀)


Q.イヌマキが元気がありません。

Q.
盆頃に庭木のイヌマキを移植しました。
元気がなく茶色の小枝や葉が多くなりました。
原因と元気にする方法を教えてください。(写真持参)

A.
写真を見ながら話を伺ってみると、
まったく水やりをされていませんでした。

また、移植の際に、小枝や葉の剪定を
全くされていないとのことでした。
これらが、傷みの原因だと考えられます。
 
今年のように天気の続く場合には、
1日おき位に水やりをして欲しかったと思います。

これからですが、葉根促進と回復のために
メネデール200〜300倍液を2日に1回、
1本につき10~15?、5回散布してください。
その後は、3日に一回、1か月続けられることをお勧めします。
それから、枯れ枝や枯れ葉は整理してください。                                   (古賀)


ryokucen at 15:39|PerlmalinkComments(0)clip!
管理 

2009年11月10日

Q.高木と低木の水やりは同じでよいのでしょうか。

Q.
我が家の庭には、高木、低木が
色々ありますが、水やりは同じでよいのでしょうか。

A.
ツツジ・サツキ・シャクナゲなどの根の浅いものと
根がある程度深く伸びる樹種とでは、水やりの時期と
量は異なるでしょう。

根が深く入る樹種では特に水分を好む樹種を除いて
活着して樹勢が旺盛になれば、殆ど水やりの必要は
ないでしょう。根の浅い樹種は活着後でもその時々
の気象条件で水を与える必要があります。
                   (小河)


ryokucen at 14:43|PerlmalinkComments(0)clip!
管理 

Q.樹木への水やりについて

Q.
今年5月に植栽した地植えの樹木への水やりは、
今でも毎日必要でしょうか。

A.
地面に直接植えられている樹木であれば、活着後は
毎日水を与える必要はないと考えます。
日照りが続くようであれば、たっぷり水をやった後は、
表層が乾いてきたら水を与える程度でよいと思います。
草花の場合は枝葉が萎えてきますので、水やりの
タイミングは図りやすいと思います。
              (小河)

ryokucen at 14:33|PerlmalinkComments(0)clip!
管理 

Q.コバギボウシの葉のについて

Q.
コバキボウシをたくさん植えています。
最近、葉の周りが茶色になってきました。
原因と対処法を教えてください。

A.
ギボウシは冬場には地上部は枯れてきます。

ギボウシでは、地際の茎や地面に接する葉が
淡褐色〜褐色で水を浸したように枯れ、すぐに
全体が枯死する白絹病、
葉に淡褐色〜褐色、紡錘形〜不整形で健全部との
境界がはっきりしている病班を生じる炭そ病が
あります。

このギボウシの炭そ病菌は、他のユリ科の植物や
エビネ等にも発生すると全国農村教育協会出版の
「花と緑の病害図鑑」には、記載されています。

白絹病でない場合には、冬場地上部が枯れる頃に
きれいに刈り取り、処分してください。

翌年、新芽が出て葉が開き始めた頃に炭そ病の
症状がでたら、マンゼブ水和剤600倍液か、
トップジンM水和剤1500〜2000倍液を散布されては
いかがでしょう。
        (小河)

Q.ソヨゴの葉が黄色になるのは?

Q.
庭に植えているソヨゴの葉が、一部黄色になって
います。ゆすっても葉は、落ちません。
水不足でしょうか?

A.
当センターに植栽されているソヨゴは、古い葉(昨年の葉)
が、黄色くなってきています。

今年出た枝の伸びがあり、葉が元気であれば問題ないと
思います。
心配であれば、来年2月頃に基肥として発酵油粕を施用されては
いかがでしょうか。

場所にもよりますが、水をやり過ぎて根腐れを引き起こす方が
乾燥よりも心配です。
         (小河)

ryokucen at 13:49|PerlmalinkComments(0)clip!
管理